―― まず整えるべきは、システムではなく自分たちだった
SCWでは、これまで業務改善や仕組みの最適化に継続して取り組んできた。
プロジェクト管理の整理、情報共有の効率化、開発フローの見直し。
それでも、どこか引っかかる感覚が残っていた。
改善しているはずなのに、メンバーの疲労感が抜けない。どころかちょっと大変そうである。
通常の業務も忙しくあり、並行して社内のDXに向けた検討が、負担になっているようだった。
これがあれか!?DX疲れというやつなのか!?
言葉の定義はどうあれ、まずは社員の心身が健康でなければよい仕事もできない。
おそらく他の企業や業種が異なっても、日常の業務の大変さと心身の健康の維持の両立は、Work Life BalanceやWell beingという言葉と共に日々取り組まれていることと思う。
自分専用の健康の改善を目指そう -健康DX-
ITエンジニアの働き方は、以前と比べれば確実に改善されてきた。
リモートワークや柔軟な勤務形態も当たり前になった。
それでもなお、
不規則な稼働、厳しい納期、突発的な対応、精神的なプレッシャーとは無縁ではいられない。
これは個人の努力不足ではなく、職種そのものが内包する構造的な課題だと考えるようになった。
ここで、発想を切り替えた。
これまでDXの対象としてきたのは、業務やシステム、プロセスだった。
だが、それを使い、支えているのは人である。
「人の状態が最適でなければ、どんな仕組みも長くは機能しない」
そう考えたとき、
自分たちの健康やコンディションも、DXの対象として扱うべきではないか、
という結論に至った。
この取り組みに名前を付けた。
健康DX。
工作気分で自分専用のツールを考えよう
もちろん、健康管理の手段は世の中に数多く存在する。
高機能なアプリも、専門的なサービスもある。
だが、今回の目的はそれらを導入することではなかった。
- 自分たちで理解できること
- 働き方に合わせて調整できること
- 改善しながら育てていけること
何より、すぐに始められることを重視した。
完璧な設計は後回しにする。
まずはスピード優先で、動かしてみる。
当然、今の時代は生成AIがありなんでも実現できると思わせてくれる。
今回も、今の生成AIを活用し、負担少なく、持続できる方法を考えてみたい。
最初の目標: 日々の記録を開始する。
「体重計に毎日乗るようになると、体重がへる。」そのような話を聞くことがある。
記録することで、意識がそれ以前より向き意識的・無意識的に改善に向かうのではと考えている。
また、今回生成AIに分析をしてもらいたいので、何かしら日記のように気づきも残していきたい。
記録したい項目は自由ですが、簡易的に以下のようなもの設定してみることにした。
- 体重
- 体脂肪率
- 歩数
- 睡眠時間
- 簡単な体調メモ
これを日々記録し、記録していくことからスタートしたい。
正直ツールは何でもよく、腕時計型のデバイス、体組成計などの組み合わせると数字は取れると思うので、それらをそのまま使ってもよいし、以下のように表で簡易的に記録していくこともよいと思っている。
最初のツール: Google Spreadsheet
単純にGoogle Spreadsheetに表を作成し、記録していく。記録にはPCだけでなくスマホやタブレットも利用できる為、どこからでも更新できることを重視した。手順はファイル作るだけの比較的容易な内容です。
1.Google Drive上の好きな場所にスプレッドシートを一つ作成。
例: /scw/DailyLogger/dailylog

2.スプレッドシートの列を5つ作成(例なので日付以外は何でもOK)
日付、体重(kg)、体脂肪率(%)、睡眠時間(h)、歩数(steps)、メモ

ファイルができれば後は日々記録していくのみです。
相談相手としてトレーナー役を設定
ひとりで体調管理やダイエットに取り組むのは、気持ちを維持する意味でも大変になるので、相談相手となるトレーナー役を設定します。ChatGPTで試していますが、他の生成AIや実在するトレーナー例えばスポーツジムや医者でもよいと思います。今後、データが取れてきた時に相談したいので。細かく相談を考えると生成AIで雰囲気をつかんで本格的な専門家に聞くのもよいと思います。
トレーナーに以下のような点を相談し、今後の生活のイメージを高めていきます。
- 今後の目標を決める。例: 1年後に10kg体重を減らす、BMIを15以下にする等
- 今後の生活の進め方を相談する。例: 睡眠や運動、食事改善等
運用開始: 1週間記録し週単位にトレーナーに相談
例えば、体重は日々測定するタイミングや体内の水分量によって±0.8kgぐらいは変動するそうです。日々あまり細かく見ていると多少増えた時に悩んでしまうこともあり、記録は淡々と進めて週単位程度で振り返るのがよいと思っています。
記録がたまってきたらグラフ化などして、状況を確認します。

例えば、1週間記録を続けた例です。この週は始めたばかりで大きな変更はありませんでした。
トレーナーこのデータをExcel形式やCSV形式などで提供し、今後の進め方を相談します。
例: 約1年後に10kgを減らす目標に対して、この週の動きを相談したところ、ざっと下のような結論を得ました。
- まだ1週間そこらで結論を出すことはできない、継続するべき。
- 睡眠が少ないので、30分/日でも睡眠時間を増やすこと。
- 歩きすぎもよくないので、8,000歩/日程度で問題ない。
- 食生活に野菜を取れ入れる。特にカップ麺だけにせず最初にサラダを食べること。など。
他にも運動についてなど、いろいろとアドバイスはありますが、同時に全部はできないので、次の週には何を取り組むか決めて上記スプレッドシートに記録しておくとよいでしょう。
続けてやっていきます。
まずはスピードを優先し、記録と可視化をし、相談相手を用意するところからスタートします。
これを週単位に振り返りつつ、ツールの改善や運用の改善を考えていきます。
あまり無理をして負担になると継続が難しくなるため、運用についてもトレーナーに色々と相談してみてください。