健康DX進捗確認
社員の健康管理を自分たちで作っていこうという話の続きです。前回スプレッドシートからAppsheetに作り直したところで2週間ほど経過し、さらにデータを増えてきました。前回同様、健康DXとしてのダイエットの取り組みと、仕組みについてもさらに見直しを考えていきます。

- 体重: 全体的に減少傾向、1kgぐらい平均的に減少。
- 体脂肪率: こちらも1%程度減少。
- 歩数: 平均的に9000歩以上
- 睡眠: 5h未満が多く、少な目。
少し効果が出始めている気がしますが、以下に仕組み面での課題や、トレーナーとの健康DXの状況の確認と改善を進めていきます。
健康DXツールとしての良い点と課題
前回の取り組みでAppsheet化したことでの良い点と課題を実感としてまとめます。
- 良い点
- スマホでの入力ができる為、どこでも入力がしやすくなった。
- ダッシュボードでグラフを使い見やすさが改善。
- 課題
- 目指すべき目標値も入れて分かりやすく。
- 体重は上下が多いいので、傾向で分かりやすくする。
- 数値は手入力なのでもっと入力しやすくしたい。
まずは、トレーナーと現状の相談を進めていきます。
トレーナー(ChatGPT)との現状確認と今後の対応検討
現状のデータをトレーナーに与えて、現状の数値の確認と今後の対応を相談します。以下は前回から継続している取り組みです。
- 運動: 8,000歩/日歩く、朝晩のストレッチと軽い筋トレ(器具なしで腹筋20回、腕立て10回)
- 食事: ベジファースト(毎食最初にサラダ)、晩御飯だけ白米は少なく(麺類などは減らさない)、朝食にプロテインを追加。
現状分析と対策
前回同様にデータをトレーナーに与えて、現状の確認行いました。トレーナー曰く「まだ減少傾向になったとは言えない」との厳しいご意見です。ただ数字は一部減少を認めるので以下をやってはどうかとの意見でした。
- 運動・食事: 現状を維持し、ただ食事の内容を理解する為、記録すること。
- 睡眠: 30分でも増やせば減少傾向が強まる可能性があること。
睡眠は、努力するとして、食事の記録についてツールの方で検討してみます。
健康DXツールの改善
冒頭に記載した課題と、トレーナーからの食事記録についてツールで取り組みます。今回は、以下の4点です。
- 対策1 目標値の追加: 目指すべき目標値も入れて分かりやすく。
- 対策2 移動平均の追加: 体重は上下が多いいので、傾向で分かりやすくする。
- 対策3 入力方法改善: 数値は手入力なのでもっと入力しやすくしたい。
- 対策4 食事記録の追加: 食事の記録用の画面とデータを追加
対策1 目標値の追加
ダッシュボードやグラフで数値が見えるようになりましたが、目標がなければどこまでやるかがあいまいになります。各項目に目標値を設定し、グラフにも見えるようにします。
1. 目標値の追加
データが記録されているスプレッドシードに「目標値」というシートを追加し、各項目に対する目標値を設定します。

2. Appsheetにてデータ記録用のシートと目標値を連携
Lookup関数を利用し、仮想カラム(Virtual Column)を追加し、Lookup関数を使ってシート間の参照を設定します。
Appsheetを使って前回同様に目標値シートの読み込みを設定します。

次は、二つのシートの連携を追加します。グラフはシート1のデータを見ているので、シート1を開き、VC追加、連携用のLookup関数での設定を行います。まずは、VCの追加です。
Add Virtual Columnボタンを押し項目を追加します。計算式には以下の内容を設定します。Lookup関数が他のシートを参照し、こちらのVCに値を設定する関数です。

追加すると下のように表の一番下に項目が追加されます。

次はグラフの方を設定します。UXの体重を開きChart columnsのところにあるAddボタンを押し、先ほど追加した「体重(目標)」を追加します。追加すると以下のような表示になります。グラフの色も個別に設定しています。目標値は赤で統一します。

これで体重への目標値の追加は完了です。同様に各項目のVCとグラフへの追加を行います。最終的にそれぞれ追加が終わると以下のようになります。体重の目標値は、目指すは60kgですが距離感がありすぎるので直近67kgを目指すようにし目標を達成可能な範囲にしています。他は、そのままです。

これで実績値だけに比べて目指すべきところが分かり取り組みやすくなったのではないでしょうか。
対策2 移動平均の追加
トレーナー曰く「人の体重は日々±0.8kg程度は体内の水分量で変化する為、1週間程度の移動平均を取り傾向を見た方がよい。」とのことでまずは体重のところに移動平均を追加します。追加の仕方はこちらも上記同様にVCを追加し計算式を加えて計算します。
今回の移動平均の定義: 当日を含んで1週間分(6日前から当日まで)の体重を平均し、当日の移動平均の値とします。
VC設定は以下のようになります。

この項目をUXの体重に追加すると、移動平均が出るようになります。

右側のグラフに青い折れ線が追加されました。体重の実績値は乱高下していますが、移動平均で変化がマイルドに推移しているのが見えると思います。最初の頃より少し体重が減っていることが分かりやすくなったかと思います。
対策3 入力方法改善
今は、数字項目とテキストのメモがある程度でテキストで入力するか、数値項目は右端のプラスマイナスのアイコンでの操作ができる程度です。データ型に合わせて入力方法を選択しもう少し入力しやすくしていきます。

睡眠時間の入力方法をスライダーでの入力にします。スライダーを表示するにはRangeを選択し、3~10hの範囲で0.2h刻みで設定してみました。

各項目の設定を触ってみるといろいろと試せます。次の食事記録のところではボタンでの入力方法を試してみます。
対策4 食事記録の追加
食事については各々異なると思いますので、以下はツールとしての使い方の参考例として独自にカスタマイズをお願いします。トレーナーからは「揚げ物は週二回まで」という発言もあり、揚げ物の有無も項目を追加します。
管理項目を以下のようにします。
- 朝食: 朝食でよく食べるものをボタン入力
- 朝食補足: 上記以外の物はテキストで入力
- 昼食、夕食と間食についても同様に項目を追加
- 揚げ物: その日に揚げ物があったかどうか
まずはスプレッドシートにデータ項目を追加します。今回追加した列は分かりやすく緑にしました。先頭にS1という列がありますが、入力画面のページ制御で1列入れています。入れなくてもできるかもしれませんが、、、今は入れています。

入力画面のページ切換え、食事のボタン入力、揚げ物の有無について以下それぞれやり方を記載します。
1. 入力ページの切換え
上で追加したS1項目を使いページ切換えを設定します。S1の設定を以下のようにします。TypeをShowにし、CategoryをPage_Headerとします。こうすると右側のSaveのところにNextと表示され次のページに上で追加した食事の項目が現れます。

ページを切り替える際に、赤文字で未入力が許されない趣旨のメッセージが出る場合は、データ項目の一覧のところにある”Require?”のチェックを外してください。現在の状態では、日付以外は外しておくのがよいと思います。
2. 食事入力ボタンの追加
例えば毎朝、卵、パン、牛乳などある程度いつもの物があれば、それをボタンにしておくと一度に入力可能です。あまり毎日食べない珍しいものは、テキスト入力の項目に列挙するようにします。
TypeをEnumListにしValuesのAddボタンを押し、下の図のように卵、パン、牛乳など入れます。

これを保存すると下の右側の画面のようにボタンでポチポチと入力し、足りないものをテキストで書き足します。今般に利用するものが変わればボタンの内容を見直して使いやすくカスタマイズしていきます。

3. 揚げ物を食べたかどうか
毎食揚げ物を食べる方は、上のボタンに揚げ物ボタンを追加した方がよいですが、日に一度程度で管理したい時には今回のように独立した項目で置いておきます。トレーナーが見る時にも分けておいた方が明確でよいかもしれません。
この項目は揚げ物を食べたかをYesかNoかで答える為、上のボタンのように複数押せてはならず。どちらかの選択になります。
CategoryをYes/Noとするだけです。それだけでどちらかが押せるボタンが出ます。また、設定でボタンの文字列も変更も可能です。

後は、昼食、夕食、間食など同様に追加して今回の改善は完了です。
最後に
今回、さらに可視化や入力方法を見直し、日々の利用がしやすくなり、目標値との対比で意欲も出てくるのではと思います。
ただ、トレーナーからも指摘があったのですが、あまり日々の数値の変動にとらわれないようにとのことです。週単位などしばらくデータがたまってからトレーナーと一緒に振り返るのがよいと思います。今は、週単位の振り返りを実施しています。
またこの状態でしばらく運用してみたいと思います。